格闘技とは、自身の体で攻撃、防御を行う技術です。スポーツ、武術、マーシャルアーツや体技などその他にも様々な呼び名がありそれを基にした興行は星の数ほどあり人気も高いです。

または素手での組み合い、手足で打ち合ったりする形式の競技は細かくルールが明文化され近代スポーツとしての体裁を整えたものを武術由来の試合競技として指します。武術は武器を使用する技術の体系も多いのですが、徒手(素手、または武器ナシ)の場合の格闘技と武器を使用して戦う武術では細かい定義では外れる事もあります。

一般的に格闘技は素手の場合が多くそれらの種類は大きく分けて3種類あるのでご紹介させていただきます。

  1. 打撃系(空手、ボクシング、ムエタイなど)
  2. 組技系(柔道、相撲、レスリングなど)
  3. 総合系(打撃系や組技系、寝技など幅広い行為が認められる)

1.打撃系格闘技

打撃系の格闘技は殴る蹴るという行為が主な方法となります。

つかんだり投げるなどの行為は認められおらず反則に定義されてしまう事も多いので注意が必要です。

ボクシングや空手など実際に相手に攻撃を当ててそのダメージにより勝敗を決する場合(直接打撃制)と、実際に与えたダメージでなく、しっかり当たったか(もしくはどの部位に当たったかなど)により勝敗を判定により決める場合もあります。

直接打撃制がボクシングやキックボクシングで、判定基準が空手やムエタイとなります。(空手には寸止めをする形式と実際に当てる形式もありムエタイは打撃以外にも数多くの判定基準を設けられております。)

ムエタイ、ラウェイ、シュート、散打のように打撃攻撃が主で、一部つかみながらの攻撃(首相撲、投げ、立ち関節)が行われる格闘技もあります。

2. 組技系格闘技

打撃系の格闘技とは違い、つかむ投げるなどの行為が認められている格闘技です。

逆に殴る蹴るという打撃行為は認められていません。

相手を倒してからの攻防がメインの競技(柔道や相撲)と、倒してからの攻防がメインの競技(レスリングなど)があります。

3.総合系格闘技

総合系の格闘技は簡単に言えば打撃系と組技系の両方が認められている格闘技です。

ルールの定義が広い為、禁止事項などが団体などで異なります。

その他にも軍隊や自衛隊などの扱う近接格闘技や警察の使う逮捕術、自身の身を守る事を主とした護身術なども格闘技に含まれています。