ストレッチとは関節や筋肉を伸ばしたり動かしたりして怪我のリスクを抑えたり疲労回復させる目的の強度のあまり高くない運動です。主に運動前や運動後に行い、ウォームアップやクールダウンとしても活用されています。

しかしこのストレッチはただ行えば良いというものでもありません。使い方によってはせっかくストレッチを行ったのに怪我のリスクが上がってしまったり運動パフォーマンスが落ちてしまったりなんて事にもなりかねません。ストレッチの違いやストレッチの適材適所を覚えてストレッチ良いとこどりをしてくださいね。

まずストレッチには動的ストレッチと静的ストレッチという大きく分けて種類あります。静的ストレッチは筋肉や関節を伸ばして行うよく皆様がイメージするストレッチとなります。

逆に動的ストレッチはジャンプや腕や足を軽く回す動作等の文字通り動きのあるストレッチでラジオ体操が近いですね。

ストレッチのポイントは2つ

  1. 静的ストレッチは運動前にはNG、運動後がおすすめ!
  2. 動的ストレッチは運動前がおすすめ!運動後はそこまで神経質にならなくて良し

静的ストレッチの筋肉を伸ばす行為は運動前であるとデメリットになる事が最近の研究で知られるようになりました。これは筋肉を伸ばしてしまう事で筋収縮が減少する傾向にあるからです。伸びたゴムを意識してもらうと分かりやすいかもしれませんね。静的ストレッチを行う事で筋肉は一時的に伸びたゴムのようになり傷付きやすくなったり収縮性の減少による運動パフォーマンスの低下が見られたそうです。

逆に運動後であればストレッチ箇所の血流の促進などによる回復効果も期待できるみたいなので静的ストレッチはぜひ運動後にするように心掛けて見てください。静的ストレッチはピラティスの動きにも含まれているので運動後のピラティスやヨガもおすすめです。

逆にムエタイ等の激しい運動の前には動的ストレッチを取り入れる事で怪我のリスクに備える事が可能となります。動的ストレッチの場合には筋肉や関節を軽く動かして動作を滑らかにしてくれるからです。

朝一にラジオ体操を行う事はちゃんとした理由があるのです。<逆に運動後はしっかりと身体は動作しきった後なのでそこまで必要ないかもしれません。運動前は動的ストレッチ、運動後は静的ストレッチと覚えておく事をおすすめ致します。