ムエタイとキックボクシング。
他の格闘技とは違い、蹴りを主体とした格闘技ではこの2つはかなりの人気と認知を持っております。蹴りというのは強力な分スキも大きく出す場面が限られているという印象ですが、ここが蹴り主体の格闘技の違いです。

ボクシング等の蹴りのない格闘技とは違い、ジャブのようにこまめに蹴りを出して牽制する事ができるのです。射程も広く、手だけの間合いとは違い読み合いも必然的にミドルレンジとなり格闘の内容も違いがあるのです。

その中でもムエタイとキックボクシングではまた更に違いがあります。今回はムエタイとキックボクシングの歴史と違いについてご紹介させていただきます。

ムエタイの歴史について

ムエタイとはタイの国技であり、国民に広く浸透している格闘技です。歴史は400年以上あり、古くからタイ国内の領土争い等でも使用されていた格闘技だそうです。日本とは違い、タイでは賭けが合法となっておりこのムエタイもその対象です。

その熱意は凄まじく八百長等が発覚した場合には大ブーイングが起こり試合が成立しない事もあるそうです。ムエタイで八百長を行った人物は法で裁かれるそうなので通常の賭けとは違い厳重に不正行為等を取り締まっているのです。そういったタイの国技なので子供も小さい頃からムエタイを習ったりしています。ムエタイはお祭りの催し物にも採用されそこでは子供達の試合も行われます。

ただしこういった試合でもムエタイの賭けは行われているのでここでも八百長等に厳しい事には違いはありません。また試合の内容も立ち技最強と言われるだけあって他とは違い打ち合いになる事が少ないそうです。これはお互いに高度な読み合いの上、ムエタイの首相撲に持ち込むことを基本としているからです。

ムエタイは派手な殴り合いというよりかは高度な読み合いや詰め合いの将棋などの緊張感がムエタイには存在しているのです。

キックボクシングの歴史について

キックボクシングは当時立ち技最強と言われていたムエタイに対抗して日本のプロモーターである野口修氏によって生み出された格闘技です。なのでキックボクシングの歴史は比較的に若くはあるのですが、他の格闘技の違いはその多様性にあります。キックボクシングはボクシングや空手、ムエタイ等の格闘技をブレンドしてより合理的に相手にダメージを与えられるように改良され続けています。

その為、キックボクシングは格闘技としての成熟速度も掛け算式に加速しています。異種格闘技戦も数多く行われているので他の格闘技とは違い、キックボクシングは異種戦にも慣れているのが最大の強みではないでしょうか?

キックボクシングは流派によって内容も質も大きく変化するのである程度の見極めは必要ですが、非常に強力な格闘技には違いありません。

キックボクシングとムエタイの違いとは

キックボクシングとムエタイの違いですが、歴史の深さにあると言えます。キックボクシングはまだまだ若い歴史ではあるもののその多様性と柔軟性から爆発的な成長速度があります。そうして様々な格闘技を吸収しながら進んできた結果、多くの人気と認知を得たわけです。

しかしその為か、キックボクシングの定義は非常に広く流派や大会によってはルールや内容に大きな幅やルールが存在しておりますので、キックボクシングという風に内容がどのように固まるのかはこれからの楽しみです。

一方でムエタイは400年の歴史があるので内容やルールがある程度決まっています。<明確なルールや八百長に対しての厳しい目もある為、選手や観客はフェアに試合が楽しめます。また他の格闘技とは違い、一見動きが少ないながらも高度な読み合いや首相撲の応戦等はディープなファンを話さない魅力へと繋がるのでしょう。更にワイクルーなどの踊りや感謝を文化として楽しめたり、格闘技としての質の高い攻防も楽しめるボリューム感のある格闘技と言えるでしょう。

まとめ

ムエタイとキックボクシングの違いはその歴史の深さと多様性です。もちろん格闘技としての内容としても派手な打ち合いや豪快なKOが多く見られるキックボクシングと高度な読み合いやワイクルー等の文化を楽しめるムエタイでは同じ蹴りの格闘技でも楽しみ方が正反対と言えるでしょう。

しかしその正反対の魅力の原点はやはり歴史の違いとその在り方ではないでしょうか?

400年の歴史とタイの国技として国民に支えられてきたムエタイと強さを求める為、あらゆる技術をブレンドし対戦する相手も多様化しているキックボクシングとあなた様はどちらに心が惹かれましたか?

もしムエタイを気になった方がいらっしゃればいつでもBRAVEへ遊びに来てくださいね。

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